福岡市の投資コンサルタント会社「夢大陸」から勧誘されて有価証券を購入した福岡、愛知両県の投資家6人が、同社と同社社長を相手取って計8000万円の損害賠償を求める2件の訴訟を福岡地裁に起こした。このうち1件の第1回口頭弁論が20日あり、同社側は争う姿勢を示した。
同社は金融庁の許可を受けずに海外の金融商品を扱ったとして金融商品取引法違反(無登録)容疑で今年4月、福岡県警の家宅捜索を受けた。
訴状によると、福岡県の男女3人は、夢大陸が無登録業者であるにもかかわらず正規業者のように信じ込まされ、08年4~12月に国債を計約2600万円で購入した。しかし、解約後も返金に応じてもらえない2000万円について損害賠償を求めている。この日の口頭弁論に夢大陸側は出廷せず、答弁書で請求棄却を求めた。
他の福岡、愛知両県の男女3人は、参加した勉強会で夢大陸の社長から「日本経済は危ない。銀行も保険会社もいつつぶれてもおかしくない」としてフランス国債を買うよう勧誘され、08年7月に計約6000万円の資金を預けた。
しかし、実際には国債は購入されておらず、詐欺行為で損害を受けたとしている。



